厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業
網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する調査研究班

厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業
網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する調査研究班
本研究班は難治性疾患政策研究事業として、エビデンスに基づいた診断基準・重症度分類・診療ガイドライン等の確立や改正及び普及などを行うことを目的としています。
わが国の視覚障害者(矯正視力0.5以下と定義)は2007年の調査で約164万人と推定され、視覚障害の社会的損失は健康障害分を含め8.8兆円と試算されている。予防や治療によりこの視覚障害者数を減らすことは、患者のQOL改善だけでなく日本全体の生産性にも大きく貢献することが予想される。視覚障害の主な原因疾患は、緑内障、網膜色素変性、糖尿病網膜症、黄斑変性であるが、眼科には病態が明らかでなく、治療方法が確立していない希少難病も多く存在する。眼科における希少難病の多くは網膜脈絡膜・視神経萎縮症の遺伝性疾患である。本研究では、このような網膜脈絡膜・視神経萎縮の疾患群の調査研究を主体とする。